女風と性感染症|予防と保健所の匿名・無料検査
この記事の結論
- 厚生労働省によると、梅毒・性器クラミジア感染症などの性感染症は性的接触で口や性器などの粘膜・皮膚から感染し、症状が出ないまま人にうつすことがあります。
- 梅毒の報告は2024年に14,829件(うち女性5,324件)で、2022年から3年続けて1万件を超えています。女性では20〜24歳が1,951件と最も多い年代です。
- 予防にはコンドームの使用、早期発見には検査が有効とされ、保健所では匿名・無料で検査を受けられるところがあります。
性感染症は、性的な接触があれば誰でもかかる可能性がある病気です。女性用風俗の利用に限った話ではありませんが、利用を考えている人や、利用したあとで不安になった人に向けて、厚生労働省が示している予防と検査の基本をまとめます。
2026-10-23 公開 · 約5分で読めます
性感染症とはどんな病気か
厚生労働省の性感染症のページは、梅毒・性器クラミジア感染症・淋菌感染症・性器ヘルペスウイルス感染症・尖圭コンジローマの5つを主な性感染症として扱っています。ほかにもHIV・B型肝炎など、性的な接触でうつる可能性のある感染症が挙げられています。
同じページによると、性感染症は口や性器などの粘膜や皮膚から感染し、オーラルセックスでもうつります。症状が軽い、または出ないまま治まったように見えることがあり、気づかないうちにパートナーへうつしてしまうことがある、と説明されています。
梅毒の報告数(2024年)
厚生労働省の性感染症報告数(感染症発生動向調査)では、梅毒の報告は2022年13,221件、2023年15,055件、2024年14,829件でした。2024年の内訳は男性9,504件・女性5,324件です。
女性の報告を年代別に見ると、20〜24歳が1,951件で最も多く、25〜29歳が1,096件、15〜19歳が452件と続きます。梅毒は医師がすべての患者を届け出る「全数報告」の病気なので、ほかの性感染症(一部の医療機関からの報告)とは数字の性質が違います。
梅毒のページでは、性器や口のしこり、痛みの少ないただれ、手のひらや足の裏の発疹などの症状が挙げられています。症状が消えても治ったわけではなく、放置すると数年から数十年のあいだに心臓や脳などに病変が出ることがあるとされています。
予防の基本はコンドームと検査
厚生労働省は、コンドームの使用と、検査・受診による早期発見と早期治療が、性感染症の予防とまん延の防止に有効だとしています。ワクチンで防げるものもあります。
女性用風俗の店舗が衛生面でどんな決まりを設けているかは店によって違います。気になる場合は、予約の前に公式サイトの注意事項やシステムのページで確かめ、分からないことは店舗に問い合わせてください。店選びの確認点は選び方チェックリストにまとめています。
不安なときは保健所の匿名・無料検査
厚生労働省のページによると、性感染症の検査は保健所や医療機関で受けられ、保健所では匿名・無料で梅毒などの検査を受けられるところがあります。夜間・休日の検査や、女性向けの日を設けている保健所もあります。
検査の方法は症状によって異なり、主に血液検査・視診・尿検査・おりものの検査です。感染してから検査で分かるようになるまでの期間は病気によって違うため、受ける時期は保健所や医療機関に相談すると確実です。
症状があるときは、保健所の検査を待たずに婦人科・泌尿器科・皮膚科などの医療機関を受診してください。梅毒と診断された場合は、パートナーも受診して治療を受けることが大切だとされています。
困ったときの相談先
利用中の出来事や店舗とのトラブルで困ったときの窓口(警察相談専用電話 #9110、消費者ホットライン 188 など)は安全に使うための相談先一覧に、トラブルを防ぐ確認点はトラブル事例と対処法にまとめています。
梅毒の報告数の推移(厚生労働省「性感染症報告数」、感染症発生動向調査)
| 年 | 総数 | 男性 | 女性 |
| 2020年 | 5,867件 | 3,902件 | 1,965件 |
|---|
| 2021年 | 7,978件 | 5,261件 | 2,717件 |
|---|
| 2022年 | 13,221件 | 8,701件 | 4,519件 |
|---|
| 2023年 | 15,055件 | 9,710件 | 5,345件 |
|---|
| 2024年 | 14,829件 | 9,504件 | 5,324件 |
よくある質問
Q 性感染症の検査はどこで受けられますか?
保健所と医療機関で受けられます。厚生労働省によると、保健所では匿名・無料で梅毒などの検査を受けられるところがあり、夜間・休日に検査を行う保健所もあります。症状があるときは医療機関を受診してください。
Q 症状がなければ感染していないと考えてよいですか?
そうとは限りません。厚生労働省は、性感染症は無症状のことや、症状が出ても感染力があるまま消えることがあると説明しています。不安なときは検査を受けると確実です。
Q 梅毒は増えているのですか?
厚生労働省の集計では、梅毒の報告は2022年から3年続けて年間1万件を超え、2024年は14,829件でした。女性では20〜24歳の報告が最も多くなっています。
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